Surface Pro 3 がまたブルースクリーン

結構長い間お寺の活動をサポートしてくれているSurface Pro 3。最近はプラネックスのカメラ一発用モニターという非常に渋い役割に徹していましたが、現在においてもそこそこのスピードで動作してくれるWindowsマシンで複数台のカメラ一発をモニターできるのは重宝していました。

肝心のカメラ一発の機器がやけに不安定なのが困りものですけれど。ASUSのAiMeshもよくメッシュを構成するルーターがオフラインになったりメッシュから見つからなくなったりするなど不安定なので、お寺の電源がそもそも不安定なのかなと疑いを持っていますが、今のところ犯人は不明。経費が潤沢ならUPSでも挟むのですが。

大活躍のSurface Pro 3が、突然のブルースクリーンです。Windows Updateのタイミングで以前にも2度ほど起動不能に陥りましたが、今回も似たような感です。復元ポイントには疑われるようなタイミングでUpdateが走った形跡が残されていました。

こんな時は回復ドライブを作って復旧を試みるのですが、今までで最大級に面倒だったので作業を記録しておきます。

もはや起動不能なので、まずは回復ドライブを作成。必要な物そこそこの容量のUSBメモリ。

マイクロソフトのサイトにアクセスして、Surface Pro 3用の回復イメージをダウンロードします。ころころURLが変わるイメージがあるので直リンクはしません。「Surface リカバリ」とかでググると見つかります。

ダウンロードした回復イメージはそのままでは使えません。マイクロソフトサイトの手順でもこの先のことが案内されていないので途方に暮れます。ググれば解決。

別のPCを用意して、回復ドライブを作成します。スタートボタンの隣に回復ドライブと入力すれば回復ドライブアプリが見つかります。ここで注意するのは「システムファイルを回復ドライブにバックアップします」のチェックを外しておくこと。回復ドライブを作成するPCのシステムファイルが含まれてしまいます。

回復ドライブが出来上がったら、Surface用の回復イメージを回復ドライブに上書きコピーします。回復イメージはzipファイルのなので、展開するなり中身を開くなりして、中身だけをコピーします。これで、Surface用の回復イメージが出来上がりました。

SurfaceのUSBスロットに突っ込んで起動します。事前にUSBからブートするようにUEFIの設定を変えておきましょう。初期設定は覚えていませんが、もしUSBブートしない設定になっているなら、正常動作しているうちに変えておくべきです。

ここから後は適当にメニューをたどって復旧の道を探れば良いのですが、今回はいかなる手段もダメでした。クリーンインストールしようにもディスクエラーで瞬殺です。

SSDに異常があるのかと不安が頭をよぎりますが、次の手段を探したところ、SSDのローレベルフォーマットなる言葉が見つかりました。0を全領域に書き込むことを意味するようです。なるほど。

回復ドライブで起動して、コマンドプロンプトを立ち上げます。
diskpartコマンドを使います。
list diskでディスクの一覧を入手。
surfaceの場合ならほぼ間違いなく対象となるのはdisk 0。disk 1は回復ドライブの入ったUSBメモリになっているはず。
select disk=0
clean all

これで反応が返ってくるまで長時間待てば、ローレベルフォーマットは完了です。
パーティションも無くなっているので、このままだとWindowsのインストールが出来無いっぽい。いや、出来るかもしれないけど、最初やったときに選ぶメニューを間違えたらしく失敗してしまったので、手動でNTFSにフォーマットするところまでやっておきます。

同じくdiskpartコマンドを使います。
念のためディスク番号を確認して選択。
list disk
select disk=0
create partition primary
続いてNTFSフォーマット。
format fs=ntfs quick
(assign letter=cでドライブラベルを付けて、diskpartを終了し、format c: /fs:ntfsコマンドを使っても出来る。私はこちらでやりました。)

以上で完了。exitでdiskpartを終了し、さらにexitでコマンドプロンプトから抜けます。回復ドライブのメニューに戻るので、クリーンインストールを決行。これでうまくいきました。

回復イメージは初期出荷状態のWindowsですので、大分古いです。すぐに最新版にアップデートしましょう。
途中のコマンドは過不足があるかもしれませんが、HELP見ながらでなんとか出来ます。
以上。スクショも何も無しでお届けしました。将来の自分の役に立ちますように。

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