十数年ぶりに頭陀袋を新調

頭陀袋とは、僧侶がよく使う、いろんなモノを詰め込むバッグです。私の理解では主に法衣を入れる物なのですが、それ以外にも何でも入れて大変便利に使います。今ではサイズも様々なものがあり、セカンドバッグ代わりになるもの、ブリーフケース代わりになるもの、用途に応じて選択することが出来ます。

そんな頭陀袋ですが、私が使っていたのはご本山に修行のために上山する際に用意した1つしか持っていませんでした。マチの部分がファスナーになっており、広げられるので、ずいぶんたくさんの物が入れられます。法衣、袈裟、足袋、着物などなど、大きな法要のお手伝いに行く際は、詰め込みまくりです。

ずんぐりと膨らんでしまって、かっこよくはありません。以前からこれが悩みでした。若いうちはそれで良かったのですが、中堅の年齢が近づくにつれ、それなりに整えないとまずいのでは無いか、と。

そんな悩みを抱えている折、宗務所に営業に来た法衣屋さんが、大きな頭陀袋を作りましたと、見せてくれました帆布地で作られたそれは耐久性も高そうで、大きさも一般的な物より一回り大きい。これは良いと思って、珍しく即決で買ったのです。

そして実際に法衣を入れてみたのが以下の写真。

頭陀袋

↑とりあえず、全景。

頭陀袋

↑法衣一式。ちょっと足りないけれど。

頭陀袋

↑割といっぱい。

頭陀袋

↑膨らみ具合としては、ちょうど良いでしょうか。

というわけで、これに着物は加えたいところなのですが、入るかどうか微妙ですね。入っても、またしてもパンパンに膨らんでしまうことに・・・

たしかに今までの頭陀袋よりは大きいのですが、マチがないのです。これはショック。思ったよりも入らない・・・

とはいえ、今までの頭陀袋を使っていた主にシチュエーションでは置き換えが出来ます。帆布で丈夫ですし、なにより黒というのは修行僧の色でして、そこから卒業できるというのはうれしいものです。

ちなみにこちらの頭陀袋。お値段18,000円。なかなか良いお値段しますが、似たような物の中ではかなりお買い得な値段という話です。

法衣を入れる法衣カバンという物も存在しまして、アタッシュケースのような感じですね、そちらを使う方が一般的なのですが、収納量が同じぐらいの物でも、お値段は2〜3万円以上となっています。おいそれとは買えないのですよ。

それならいっそスーツケースでも買った方が役に立ちそう。ああ、その手があったか。確かにスーツケースを持ってくる和尚さんも居た気がするな・・・

考えていた用途をフルカバーは出来そうもありませんでしたが、素材感もなかなかよく、満足できる品でした。

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