忘れていたAirStash
いつだったかの新製品ニュースで目にとまり「これは!」と思っていたのですが、すっかり忘れていたのが、AirStash。
思い出させてくれたのが、サンワダイレクトのメルマガで紹介されていたWi-Fiポータブルストレージという製品。AirStashと同じく、挿入したSDカードをWi-Fi経由で扱えるという製品なのですが、専用アプリのレビューがあまり芳しくなく、いくつかのレビューで登場していたのがAirStashだったのでした。
どんな製品かなぁ、なんて思って検索したら、すっごい見覚えのある画像で自分の物忘れの激しさに唖然としました。
さてこのAirStash。私の用途的に分かりやすく言うと、iPadのストレージ容量拡張デバイス、と言えます。
第3世代のiPadでも、64GBモデルが最大でした。これ、子どものためにいろんな動画を溜め込むと、すぐにいっぱいになってしまうんです。遠出の時など、4〜5時間くらい車に乗ることになります。早朝出発などであれば2時間くらいは寝ていますけれど、残りの時間は何とかしないといけません。
私の子どもの頃は、ひたすら景色を眺めたり、対向車のナンバーを見て、どこの地域が一番多いかを兄弟と競ったりしましたが、うちの子どもたちはまだそこまで大きくないので、時間つぶしが出来ません。
親としての意向もあります。お気に入りはファインディング・ニモとトイストーリーなのですが、他の映画も見せてあげたい。せっかくiTunes Storeで映画レンタルも出来るんだし。
でもiPadの容量足らないよね、ということになるのです。
もっとも、iTunes Storeからレンタルしたり、また購入したものであっても、DRMの制限はあるので、AirStashを経由して再生出来るのかは非常に怪しいですね。純正のムービーアプリが使えるわけではありませんから。レビューしたブログを探せば答えがありそうですけれど。
DVDをリッピングしたものはAirStash経由で見れるわけですが、大きな問題が出来てしまいました。10月1日から著作憲法の改正の一部が施行されます。その一部に、DVDのリッピング違法化が含まれています。罰則規定はないとは言え、違法な行為は出来ません。今までは適法だったので、購入したDVDをリッピングしてiPadに入れて車内で見せられたのですが、今後は出来なくなります。
そうなるとiTunes Storeからのレンタルなり購入なりがグッと比重を増してくるわけですけれど、AirStashにそれらのコンテンツを入れても再生出来ないと、AirStashの購入意欲は減退してしまいますね。
今まで所有していたムービー類はAirStashで、新しく買った物はiPad内に、という使い分けになりますけれど、AirStashの中には新しいものが入らないという状態は、デバイス好きには寂しいです。
幼稚園のお遊戯会のDVDはコピーガードかかってませんでしたから、リッピングしてAirStashに入れられますけどね!
たぶん、10月1日以降、リッピングOKなDVDが出てくると思うのですよ。メーカーが著作憲法の改正で目指していたのは、リッピングされたコンテンツがネットに出回って、ダウンロードされることを防ぐこと。そりゃそうですよ。その考えは理解出来ます。当たり前です。
であるならば、そのタウンロードが違法化されたのですから、今後は発見次第ばんばん取り締まれるわけです。メーカーや著作権者自信が告訴することも出来るわけです。抑止力にもなるでしょう。
でも、リッピングしてiPhone、iPad、スマートフォンで見れないとなったら、DVDを買う人は減るはずです。DVDを買わない人がどこでお金を落とすかと行ったら、iTunes Storeなどの正規のダウンロード販売しかありません。
うまみの点では、DVDというパッケージが売れた方が利益率も高いはずですから、リッピングOKなDVDを売らなければ、自分の首を絞めるだけ、となります。
期待してます。わたくし、映画大好きです。でもテレビの前に何時間座る時間はありません。映画館に行く時間も今はありません。移動中にiPhoneなどで見るのが楽しみなのです。
リッピングOKになれば、AirStashにもガシガシ入れて、SDカードを複数枚持ち歩けばそれこそいくらでも映画を持ち歩けるわけで、そうした映画を見て育った子どもたちも、きっと映画好きになるはずです。
DVDをリッピングフリーにすることは、将来のコンテンツ購入層を育てることになるんですよ!
ネットの片隅から、叫んでみました。
来週、お出かけを予定しているので、iPadの容量不足を痛感したならば、AirStashに手を出そうかと思っております。その際にはレビューも書きますので、お楽しみに!
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